Shopify三種の神器の3つ目、『Customer note』とは何か?どんな使い方ができるか解説します。
「顧客ごとにメモを残したい」「標準では取れない情報を入力させたい」そんな時に使えるのがCustomer noteです。
弊社は、中小企業に特化したEC運用支援を100件以上おこなう名古屋の制作会社です。
最後に意外と知らない重要ポイントも書いてありますので、ぜひ最後までご覧ください。
Customer noteとは?
Customer noteは、顧客情報に追加できる自由記述のテキスト入力欄です。お客様の情報につけられるメモ・備考欄のようなイメージでOKです。
2つの使い方がある
Customer noteには2つの使い方をすることができ、1つは「管理画面から内部メモとして入力する方法」です。お客様側には見えず、ストア運用側で確認することができます。
2つ目は、「顧客登録フォームに入力欄を追加して保存する方法」です。会員登録のときに「誕生日」などの入力欄を設けて、お客様に登録してもらうことで情報が追加されます。
前者は標準機能、後者はテーマ編集で実装します。
管理画面での使い方
Customer noteは、標準機能のままで管理画面の顧客管理から使えます。
- 管理画面「顧客管理」を開く
- 対象顧客をクリック
- 右側の「メモ」に入力する
これは内部メモとして保存され、顧客には表示されません。
Customer noteをフォームに実装する方法
顧客が自分で情報を入力できるようにするには、テーマのLiquidファイルを編集します。
基本コード例
name属性の部分を「customer[note][〇〇]」とすることで、Customer noteに情報を追加できます。
このコードを顧客登録フォーム(customers/register.liquid など)内に追加します。
コードの設置場所
inputタグを設置する場所は、会員登録ページのフォーム内に設置する必要があります。
テーマによってファイル名は異なる可能性がありますが、「main-register.liquid」などのファイルを見ると下記のようなformタグが入っているので、その中にinputを設置することで会員登録の送信時に情報が登録されます。
{%- form 'create_customer', novalidate: 'novalidate' -%}
〜〜〜
{%- endform -%}
Customer noteの注意点
Customer noteは、便利に見えますが実務ではいくつかの制限があります。
検索・セグメントに使えない
Customer noteに登録された情報は、管理画面内での検索や顧客セグメント条件に設定ができません。
そのため、情報をもとにしたマーケティング施策に直接活用がしづらいという、非常に大きな欠点があります。
データ加工がしづらい
Customer noteの基本機能は「メモ欄」なので、テキスト情報として登録されます。
そのため、登録情報を使ってデータを加工したい場合は特定の文字列を抽出するなど加工をする必要があり、自動化しずらい点があります。
つまり「保存はできるが活用しづらい」という特徴があります。
運用面では「タグ」や「メタフィールド」が便利
顧客管理やセグメント分けをするなら、Customer noteより「タグ」や「メタフィールド」の方が使いやすいです。
検索や条件抽出にも使え、Shopifyの「顧客セグメント」でも利用することができます。
メタフィールドに登録するためにはShopify Flowやアプリが必要になりますが、タグは下記のコードで登録することもできます。
まとめ
個人的にはShopify三種の神器シリーズで、唯一ちょっと使いずらいように感じる「Customer note」の解説でしたが、サクッと実装できる・顧客メタフィールドに登録する前の保存先として使う、などの場面では実際に利用できる機能です
タグやメタフィールドと上手に使い分けて、更にShopifyを活用していきましょう。